トランザク、上期経常は2%増益で着地、今期配当を14円増額修正
トランザクション <7818> [東証P] が4月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年8月期第2四半期累計(24年9月-25年2月)の連結経常利益は前年同期比2.1%増の29.1億円となったが、通期計画の59.5億円に対する進捗率は49.0%となり、5年平均の49.2%とほぼ同水準だった。
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益は前年同期比9.9%増の30.4億円に伸びる計算になる。
同時に、期末一括配当を従来計画の41円→55円(前期は39円)に大幅増額修正した。
直近3ヵ月の実績である12-2月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比0.9%増の13.5億円となったが、売上営業利益率は前年同期の19.6%→18.4%に低下した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1)変更の内容(変更前) 当社は、株主の皆様に対する利益還元につきまして、恒常的な業績向上と業績に応じた適正な利益配分を継続的に実施することを基本方針としております。 この基本方針のもと、株主の皆様に対する利益配分につきましては、将来の事業拡大や収益向上を図るための資金需要及び財務の健全性を考慮したうえで、経営基盤を強化し、配当性向の向上を図ることを方針としております。(変更後) 当社は、資本コストや株価を意識した経営を推進し、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして認識し、持続的な業績向上及び企業価値向上と財務状況に応じた適正な利益配分を継続的に実施することを基本方針としております。 この基本方針のもと、株主の皆様に対する利益配分につきましては、将来の事業拡大や収益向上を図るための資金需要及び危機管理を含めた財務の健全性を考慮したうえで、経営基盤を強化し、配当性向の向上を図ることを方針とし、1株当たりの配当金につきましては、成長投資と利益配分のバランスを適切に判断したうえで、配当性向40%を目安に配当を実施してまいります。(2)変更の理由 当社は、株主の皆様への利益還元につきまして上場以来13期連続で増配を実施してまいりました。当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして認識しており、今後の利益還元をさらに強化するため、配当性向の水準を引き上げることといたしました。