スポーツF、今期最終を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額
スポーツフィールド <7080> [東証G] が11月11日大引け後(17:00)に決算を発表。25年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比10.4%増の4億5700万円に伸びた。
併せて、通期の同利益を従来予想の7億1500万円→7億8700万円(前期は5億9500万円)に10.1%上方修正し、増益率が20.2%増→32.3%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終利益も従来予想の2億3800万円→3億1000万円(前年同期は2億3200万円)に30.3%増額し、増益率が2.6%増→33.6%増に拡大する計算になる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の19円→21円(前期は16円)に増額修正した。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結最終損益は2000万円の赤字(前年同期は5100万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の10.5%→-3.7%に急悪化した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
2025年12月期通期連結業績予想について、下記の理由により前回発表予想を修正いたしました。新卒者向けイベント事業の売上高は1,954百万円(前回発表予想1,871百万円)へ上方修正いたしました。来場型・中小規模イベントを中心に企業の出展ニーズが引き続き強く、特に2027年卒向けイベントの受注進捗が2026年卒向けイベントの前年同期実績を上回っていることから、上方修正をいたしました。新卒者向け人財紹介の売上高は1,188百万円(前回発表予想1,236百万円)、既卒者向け人財紹介事業の売上高は1,093百万円(前回発表予想1,116百万円)へと、市場の変化に対応するため、前回予想から小幅な見直しをいたしました。株式会社リンドスポーツの新規連結に伴い、第4四半期に売上高を反映するものの、同社の取得に関する諸費用などを鑑み、営業利益・経常利益については前回予想の数値を据え置くことといたしました。親会社株主に帰属する当期純利益は、賃上げ促進税制の適用により税額控除が生じること及び繰延税金資産の計上により、上方修正いたしました。販売費及び一般管理費は、3,235百万円(前回発表予想3,097百万円)へ修正いたしました。売上原価は、株式会社リンドスポーツの物販事業の組み込みにより増加する見込みです。人件費は、新卒・中途社員の採用に引き続き取り組むが概ね想定通りとなる見込みです。地代・家賃は、前年実施した既存オフィスの増床・移転を含め、想定通りとなる見込みです。広告宣伝費については、広告効率を見極めつつ投資を継続するも概ね想定通りとなる見込みです。その他の販売費及び一般管理費は、M&Aの実行により諸費用が増加する見込みです。以上の理由から、2025年12月期通期連結業績予想について、売上高は4,780百万円、営業利益は1,100百万円、経常利益は1,100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は787百万円にそれぞれ修正いたしました。
当社は成長過程にあり、事業拡大のための成長投資を最優先としつつ、同時に株主への利益還元を経営上の最重要課題と位置付けております。配当につきましては、安定的な財務基盤を維持するとともに将来にわたって企業価値を高めるための投資資金を確保しながら、配当性向20% を基準として、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としております。2025年12 月期の期末配当予想につきましては、上記の業績予想及び配当方針に基づき、1株当たり21円に修正することといたしました。※上記予想は、本資料公表日現在において当社が入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。