中国電力 <9504> [東証Ｐ] が1月31日後場(14:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比43.1％減の941億円に落ち込んだ。 　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の700億円→910億円(前期は1940億円)に30.0％上方修正し、減益率が63.9％減→53.1％減に縮小する見通しとなった。 　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の46億円→256億円(前年同期は321億円)に5.6倍増額し、減益率が85.7％減→20.4％減に縮小する計算になる。 　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→15円(前期は35円)に大幅増額修正した。 　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比8.4倍の287億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.0％→5.7％に改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 　　売上高（営業収益）については、燃料費調整額の減少などから、減収を見込んでいます。　利益については、卸取引市場の活用や経営全般にわたる効率化に取り組んだことに加え、送配電事業の営業利益が増加したことなどにより増益を見込んでいます。